1.意義
事業継続計画 災害などの緊急事態が発生したときに、企業が損害を最小限に抑え、
事業の継続や復旧を図るための計画で、事業継続と復旧計画とも呼ばれる。
類義語としてコンティンジェンシープランがあり、非常事態が発生した場合の対応策を
まとめた計画を表すが、事業継続よりも緊急時の初動計画に力点をおいているもの。
2.BCP(事業継続計画)とは、企業が自然災害、大火災、テロ攻撃などの緊急事態に遭遇
した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは
早期復旧を可能とするために、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、
手段などを取り決めておく計画のことです。
3.緊急事態は突然発生します。有効な手を打つことがきでなければ、特に中小企業は、
経営基盤の脆弱なため、廃業に追い込まれるおそれがあります。
また、事業を縮小し従業員を解雇しなければならない状況も考えられます。
緊急時に倒産や事業縮小を余儀なくされないためには、平常時からBCPを周到に準備して
おき、緊急時に事業の継続・早期復旧を図ることが重要となります。
こうした企業は、顧客の信用を維持し、市場関係者から高い評価を受けることとなり、
株主にとって企業価値の維持・向上につながるのです。
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