1.中小企業庁は、中小企業支援策実施に関する委託費や、補助金等の公募を行っているほか、それぞれの自治体で独自に用意されている補助金や助成金も少なくない。
 地域によって異なっているが、特に地方では産業振興や雇用の増加などを目的として、創業支援の
補助金、助成金を用意しているケースが多くなっている。

2.助成金・補助金の専門家について
 実際に助成金や補助金の事について、どのような方に相談したり、依頼をすべきか。

 1)厚生労働省の助成金は社会保険労務士へ
   助成金を多く取り扱っている、厚生労働省の助成金には、雇用保険法や、社会保険労務士法の
   法律に基づいた書類の作成が必要となる場合が多く、社会労務士の独占業務となる為、他の
   士業の方は取り扱う事ができない。 
    ※社会保険労務士は、企業が会社経営をして行く中で、社会保険に関する相談を受けたり、
     指導を行う事ができる国家資格を持った人で、経営上の労務管理なども行う。 

   社労士にお願いするお仕事例
   ①入社や退職時の厚生年金、健康保険、雇用保険の取得と喪失の手続き
   ②社員に家族が増える、もしくは減る場合の扶養に対しての健康保険などの変更の手続き
   ③労働災害の届出
   ④会社移転や、支店が増えたり減ったりした時の保険などの手続き業務
   ⑤毎月の給料計算と、勤怠の管理
   ⑥出産一時金や傷病の給付に関する手続き
   ⑦1年に1度、社員を個別に保険料を計算し、申告する業務
   ⑧労働保険料の金額を1年間分計算し、申告する

 2)補助金の申請は各士業へ
   事業に関わる場合などの補助金の場合は、社会保険労務士法に関わるものは基本的にはない為、
   行政書士や中小企業診断士でも代行する事が可能となっている。
    基本的には、コンサルティングや、アウトソーシングをお願いする事になる。
  
    ※行政書士とは
     行政書士は、別名代筆屋とも呼ばれ、権利義務や、事実証明などに関する書類作成の代行や
     届出、また行政機関や官公署などへの認可や許可に関する届出などを行う人。

     →一般的には、相続や遺言の作成や、自動車に関する届出、建築業の許可、会社設立の作成
      届出、飲食店などの営業許可、各契約書などの作成などを行う。
      (法的な書類に関する専門家といったイメージ)

    ※中小企業診断士とは?
     中小企業診断士のお仕事は、基本的に経営のコンサルタントをする事。企業が経営上に起き
     た問題などに対し、相談に乗ったり、解決する為の案などを出してサポートする。
  
   3)その他の協力団体
     士業の他に、協力団体として、NPO法人や公益活動団体などが上げられる。
     助成金や、補助金を申請する際に、ポイントを教えてくれたり、助成金・補助金等の紹介
     も詳しくしてくれる団体などが多く、助成金、補助金などの様々な相談にも応じてくれる
     団体が多数。

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