美大受験現代文コロナ禍後再開

1.4月4日に第1回目の授業を実施した後、緊急事態宣言があったため、約2か月間中断して
いた授業が、6月6日からやっと再開された。現在、まだマンション管理会社に在職している
 が、昨年の小論文授業の際に副業が認められたことから、今回もすでに会社から許可をもら
 っている。といっても、現在はもう有給消化に入っているので、6月以降は会社に行く必要
 はなくなっているから、関係ないのだが。

2.今年も昨年と同じ約20人、ただ小論文と現代文という科目の違いがあるため、若干予習
 の仕方が異なる。小論文は、課題に対し脳みそをかき回して(能動的に)何とか自分の主張
 を考え出し、その根拠を論理的に積み上げて説得する答案を作成しなければならない。
 今までマンション管理は同じことの繰り返しで固くなっていた頭が、少しは柔らかくなった
 ように思われる。

3.ところが、今回はすでに文章が与えられていて、それを単に客観的に読み込んで、根拠を
 押さえながら、消去法で答えを出していくという形のため、ほぼ受け身で、自分の頭の中を
 かき回すという作業がなくなった。小説なら、その一場面の中に入り込んで、新たな環境の
 世界の中で、主人公の心情を追体験するということになる。評論では、筆者独自の、場合に
 よっては独りよがりな独特の世界に身を投じて、その考え方を嫌いでも駄々っ子を受け入れ
 るような、柔軟な思考力が要請される。

4.どちらにしても、マンション管理、行政書士の仕事以外の別世界にかかわることによって、
 ある意味息抜きになることもあるし、新たな独自の世界を垣間見たことによって創造の世界
 に関れることから、これからの仕事にも役に立つと思われる。
  それにしても、多摩美大・武蔵野美大の問題ともに漢字力が求められているので、別途
 語彙力もかねて小テストも付随して作って、生徒にやってもらったところ、みんな真剣に、
 漢字の習得を集中してやってくれたのにはうれしかった。
  この生徒たちのためにも、この仕事を楽しみながらやって行きたいと思った。

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何とかホームページを立ち上げましたが、まだ不具合がところどころあります.
徐々に修正していきますので、何卒ご寛容にお願いいたします。