1.序
TVで、自分の過去・祖先の過去をさかのぼるという番組があり、新たな発見に感動したり、
衝撃を受けたりする場面を見ることがあります。また外国で「ルーツ」というTVドラマが
流行ったりしtこともあり、関心を集めたこともありました。
皆様も、過去、自分のルーツを探るという旅い監視委がない方はいないと思います。
・楽しい終活・ライフワークとして、のんびり家系図作り
・「自分探し」としての家系図作り
2.自分の家系を調べる4つの方法
・戸籍を辿って家系図を作る(戸籍調査)
・文献を調べて家系を調査する(文献調査)
・現地に調査に行って家系を調査する(現地調査)
・自分の家族や親戚に聞いてみる(聞き込み調査)
3.辿れる限界
「自分は一体何者なのか」「自分はどこからきたのか」等、自分自身のルーツについて考えること
はロマンがあります。しかし、自分のルーツをどんなに調べたとしても、残存している資料の関係で
大化の改新(645年)までが限界です。
古くから続く由緒正しい家系の方はともかくとして一般人がそこまで正確に家系を辿ることは困難
であり、辿れる限界についてもとても個人差があります。
4.家系調査の方法
戸籍を辿る調査 幕末から現在まで 約1853-現在
この段階で一番大きな違いは幕末まで辿ることができる「戸籍調査」
戸籍制度は今では日本特有の国民管理の仕組みになっていますが、制度の歴史自体は実は古くから
あり、これも始まったのは大化の改新(645年頃)の頃といわれていて「庚午年籍(こうごねん
じゃく)」といわれる最初の全国的な戸籍が作られたのは670年頃です。
現代で一番確実に家系を辿ることができる方法は「戸籍調査」ということになります。戸籍調査で
幕末まで先祖を辿ることができるだけでもかなりのご先祖がわかりますし、知らないこともたくさん
わかるはずです。
そのため自分の家系・ルーツを辿る上で、ひとまず行うべき作業は「戸籍でわかる範囲を全て調べ
ること」です。江戸時代まで遡りたい方も、平安時代まで挑戦したい方も、最初は明治時代までの戸
籍を辿ることから始める必要があります。戸籍を家系図作り・ルーツ探しの基礎資料として、文献調
査・現地調査・聞き込み調査を進めていく方法が家系図作りの王道なのです。
5.戸籍を辿って家系図を作る方法(戸籍調査)
家系図作りの第一歩である戸籍調査ですが、以下のように、多少の技術と根気が必要な作業
①【取る】役所から戸籍を取得する
戸籍の取得が家系図作りの第一歩です。昔の戸籍を辿って家系図を作るためには、全国に
散らばって保管されている自分の戸籍を集める。
自分の戸籍は取った経験がある方も多いと思いますが、古い戸籍まで取ったことがある
方は少ないと思います。古い戸籍になると、戸籍を管理する役所が遠方になってしまう
ことも多いため、郵送で戸籍を請求していくことになります。
②【読む】取得した戸籍を読み込む
ある程度の戸籍が揃ったと思っていても、改めて読み込んでみると取得漏れが見つかること
もよくありますので、一つ一つ正確に読まなければいけません。
戸籍は年式ごとに読むポイントが決まっていたり、効率よく読むコツも多くあります。
家系図作りのための戸籍の読み方は特殊な部分も多い。
③【書く】戸籍から得た情報を元に家系図を書く
全ての戸籍が揃ったら、いよいよ家系図を書く作業に移ります。見映えするきちんとした家系
図を描画します。家系図の形式にルールはありませんが、わかりやすい家系図にするためには
一定のルールも必要です。
6.「家系譜の作成」
戸籍調査の3つの作業が完了したら、戸籍調査は完了ということになりますが、家系図だけでは
なく「家系譜」も作っておくことが後々役に立ちます。
※家系譜とは図だけではなく、ご先祖の詳細な情報をわかりやすくした冊子のことで、家系譜ま
で作っておけば一家の伝承物としても価値のあるものになるはずです。
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